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バナー制作料金の相場はいくら?
バナー制作料金の相場はいくら?

Webを通じて集客をしたい場合、バナー広告を利用するのが効果的です。しかし、バナーはたった数百pxのスペースで商材やサービスをアピールするため、確かな成果をあげるためには専門的な知識やスキルが求められます。そこで、プロに外注する場合の費用相場やバナーの種類、注意点についてわかりやすく解説します。費用はあくまでも相場であるため、詳細は直接問い合わせましょう。

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バナー制作のサイズ別費用相場

バナー制作のサイズ別費用

バナー制作の費用相場は、デザインよりも依頼するサイズによって大きく変動します。サイズごとの費用相場は次の通りです。

極小サイズ

300px以下のバナーは極小サイズに分類されます。極小サイズのバナーは主にスマートフォンでの表示を想定しており、120px×60px、133px×55pxなどのサイズで作られることが多いです。

GoogleやYahoo!のディスプレイ広告に利用する場合は、PCとスマートフォン両方で併用可能な300×250pxサイズのレクタングル型(長方形)がよく使われます。250×250pxのスクエア(正方形)型も人気です。

また、インターネットが普及し始めた時期には88×31pxのバナーが多く用いられていましたが、このサイズは現在でもミクロバナーの国際標準サイズとして採用されています。

極小サイズの場合、費用相場は1,000~3,000円ほどです。

小サイズ

550px以下のバナーは小サイズに分類されます。

極小サイズよりわずかに大きい、320×50pxはGoogleのディスプレイ広告対応サイズの中でも主流で人気があります。正方形に近い長方形で、ブログでもよく利用されるのが特徴です。
また、小サイズの場合は比較的バナーの形のバリエーションも豊富にあります。小サイズはスマートフォン向けほど小さくなく、かつ画面を圧迫しないため長方形や正方形、ヘッダー・フッター向けの横長サイズなど自由に作成しやすいのがメリットです。

費用相場は4,000~5,000円ほどです。

中サイズ

900px以下のバナーは中サイズに分類されます。

中サイズは728×90pxの横に細長いサイズ(リーダーボード、もしくはビッグバナー)のほか、主に画面の端やブログのサイドバーに設置される縦長の160×600px(ワイドスカイスクレーパー)などがあります。

費用相場は5,000〜9,000円ほどです。

大サイズ

大サイズは1,500pxほどのバナーを指します。中サイズ以下に比べると画面の中でも非常に目立つため、トップバナーやサイドバー型広告に利用されることが多いです。特に、サイドバー型広告に利用する場合は縦に長いほどユーザーの目に留まりやすいメリットもあります。

しかし、サイズが大きいため費用は他のサイズに比べて高額です。費用は約6,000~1万円かかります。

バナー制作にかかる料金の内訳

バナー制作にかかる料金

次に、どの工程にどのくらいの料金がかかるのか、バナー制作費用の内訳について解説します。

制作管理(ディレクション)費

制作管理(ディレクション)費とは、バナー制作を複数人で進行する場合や、複数のタスクを並行する場合の進捗管理や品質チェックのために必要な費用です。

例えばバナーに商材写真やキャッチコピーを盛り込みたい場合、デザイナーだけでなくカメラマンやコピーライターにも依頼が必要です。進行管理を担当する人材がそれぞれの作成日程をすり合わせ、依頼内容や方向性をまとめて管理することで統一性のあるバナーが生まれます。

また、特にクリックすることで売り上げアップに繋がるバナー広告を依頼する場合、顧客の要望に応じて高いクリック率を見込めるデザインや魅力的なキャッチコピー、より目に留まる運用方法などを提案することもディレクションの一部です。

ディレクション費はデザイン費やライター費に比べると内容が曖昧で、依頼側にとっては必要性がわかりにくいこともあります。しかしディレクションはバナー制作の骨子でもあり制作後の成功を左右する要素であるため、予算に限りがある場合でも削るべきではありません。

ディレクション費は全体にかかる費用の10~20%が目安です。しかし、すべての作業を1人で行うフリーランスに依頼する場合や、料金プラン次第では費用がかからないケースもあります。また、デザイン費の中にディレクション費が含まれている場合もあります。

デザイン費

デザイン費はバナーデザインを決定したり、実際に制作したりする際にかかる費用です。デザイン費の中には規定回数分の修正費用が含まれる場合もあります。

前述の通り、一般的にバナーサイズが大きくなるほどデザイン費用も高額になります。デザイン費は小さいバナーであれば4,000円、大きなものになると1万円ほどが目安です。ただし、GIFやFlashのような動画を盛り込まない静止画バナーで、ごく小さいサイズであれば1,000円ほどで制作してもらえるケースもあります。

撮影費

撮影費は、バナーのデザインに使用する写真素材を用意するための費用です。有料の素材サイトから素材をダウンロードする場合や、バナー内に盛り込む商材写真を新たに撮影する場合などに必要になります。

バナー用に新しく商材写真を撮影する場合は、カメラマンの作業費や交通費などもかかります。

また、バナーに人物を起用する場合はモデル費もここに含まれます。特に芸能人やインフルエンサーなどを起用する場合は費用が大幅にかさむ可能性もあるので注意が必要です。

一般的な撮影費の相場は、商材1点の撮影につき2,000~3,000円です。しかし、商材の数ではなく時間単位で料金計算が行われる場合もあります。時間単位の計算方式はコストがかさみやすく、同じ商材でも1~2時間の撮影で数万円がかかることも多いです。商材の数やモデルの人数、撮影規模などから見積もりの料金が妥当か計算するとよいでしょう。

コーディング費

コーディング費は、制作したバナーをWeb上に表示するための費用です。例えば「バナー画像をPCとスマートフォン両方で表示されるようにしたい」「オウンドメディアのサイドバーに常に表示させたい」「特定の動作をしたときに表示させたい」といった目的に応じてコードを作成、実装までしてもらえます。

また、静止画バナーではなくアニメーション入りのバナーを掲出したい場合は、必ずこのコーディング作業を要します。

もし、自社にコーディングができる人材が在籍している場合はコーディングを依頼せず、費用を抑えることも可能です。

修正費

制作されたバナーに問題がある場合、修正を行うための費用です。例えばテキストや商材写真の修正・差し替えや、色味の修正などを行う際にかかります。

バナー制作では基本料金の中に最低限の修正費が含まれており、1~2回の修正なら無料で行えるケースがほとんどです。ただし、さらに修正依頼を重ねる場合や、当初依頼していたものとまったく別のデザインに差し替える場合などは追加料金がかかる可能性が高くなります。このときの修正費用は全体の1割以上に及ぶことが多いため、制作開始前の段階で細かい打ち合わせをしておくのがリスクを軽減する秘訣です。

その他オプション費

その他、制作会社によってはオプションに対応しているケースもあります。例えば、メジャーなものとして短納期で依頼したい場合の特急料金が挙げられます。通常の1.5~2倍の料金が目安です。

また、バナーに掲載するキャッチコピーを別途外注制作する場合、5,000~1万円がかかります。特にフリーランスに依頼する場合はライティングよりもデザインに強いフリーランスが多いため、キャッチコピーは専門のコピーライターにあえて外注するのも有効です。このとき、人気の高いコピーライター、あるいは著名な人物に依頼する場合は相場よりも料金が高くなる可能性があります。キャッチコピーは通常の文章ライティングと異なり、わずか数文字~数十文字で人の目を効果的に引きつけなければなりません。そのためたったひとつのキャッチコピーでも10万円以上かかるケースも多く、予算に限りがある場合はライターを慎重に選ぶ必要があります。

フリーランスに依頼する際のバナー制作相場

フリーランスのバナー制作相場

フリーランスに依頼する場合、制作費用の相場は1枚3,000~1万円が目安です。フリーランスは1人でデザインやキャッチコピー考案、コーディングなどを行うことが多く、ディレクション費がかかりません。そのため、制作会社への依頼に比べると比較的安価に済むことが多いです。しかし、依頼する相手によって実績が大きく異なり、品質や対応にも差が出やすいため注意しましょう。

例えば同じフリーランスでも、シンプルで美しいデザインを得意とする人材もいれば、ポップなテイストを得意とする人材もいます。また、フリー素材を駆使して安価に制作してくれる人材もいれば、プロのカメラマンやライターレベルの技能を併せ持っており、1人でも制作会社に依頼する場合と同レベルのクオリティを出せる人材もいるでしょう。

駆け出しのフリーランスは安価な価格設定をしていることが多いですが、打ち合わせに不慣れだったり、お互いの認識の違いにより度重なる修正が発生したりとトラブルが多くなる可能性もあります。一方、安価でも非常に丁寧な仕事をしてくれるケースも存在します。このように、フリーランスに依頼する場合は誰を選ぶかでクオリティや進行に大きな差が出るため、実績や評価を確認して選びましょう。

一般的に、確実なクオリティを求めるのであればデザイン会社、安さを求めるならばフリーランスから探すと目的に合ったバナー制作を依頼しやすくなります。

バナー制作の相場を参考に予算を決める際の注意点

バナー制作の予算を決める注意点

最後に、バナー制作の予算を決める際の注意点について解説します。

種類とサイズによって費用が異なる

バナー制作の費用は主に種類とサイズにより変動します。そのため、予算が限られている場合はどのようなデザインのバナーにするかよりも、まず具体的な掲載場所やサイズを決めた方が依頼先を絞りやすくなります。

例えば予算が5,000円の場合、相場から考えると550px以下の小サイズが妥当です。900pxや1500px以上の大きなバナーを制作したい場合は、フリー素材を利用する・フリーランスに依頼するなど予算を削減する工夫が必要になります。もしくは、すでに必要なサイズが決まっている場合、予算を上乗せできないか検討しなくてはなりません。

このように、バナー制作の費用はサイズによって予想がつくため、まずサイズから決定する方が予算やそれに応じた依頼先を決めやすくなります。

凝ったデザイン・素材は費用が高額になる

一般的なバナーよりも複雑なデザインにする、あるいはGIFやCGアニメーションによる特別な演出を加えるなど凝ったバナーにするほど制作費用が高額になります。

もし、予算を抑えたいのであればできるだけシンプルなデザインにすることが大切です。また、フリー素材を活用したり、アニメーションのコマ数を少なくしたりすることでも費用を節約できます。複数のバナーを依頼する場合、同じ素材やロゴデザインを使い回すと予算を削減可能です。ケースバイケースですが、同じデザインになることで統一感が生まれ、ブランディングに役立つメリットもあります。

修正回数が多くなると追加料金がかかる

何度も修正依頼をする場合、修正回数や内容に応じて追加料金が発生することが多いので事前に確認が必要です。

制作会社・フリーランスを問わず、無料で修正できる回数はあらかじめ決まっている場合が多く、無制限で修正が可能なケースはごく少数です。また、1回の修正で何ヶ所まで修正が可能なのかも依頼先によって変わります。例えばバナーの中の色味とイラストに不満がある場合、まとめて修正依頼をしても2回の修正とカウントされてしまうケースもあるため、事前に確認しましょう。

まとめ

バナー制作費用はサイズによって変化するため、サイズに応じた費用相場を把握することで予算を決めやすくなります。また、費用の中にはディレクション費や撮影費、コーディング費など様々なコストが含まれます。もし、予算が限られているならどこを削減すべきなのか明確にすることで、コストを抑えつつ目的に合ったバナーを作成しやすくなるはずです。

制作会社・フリーランス問わず、様々な料金プランやオプションサービスを実施していることもあります。バナーは売り上げや顧客獲得に直結する重要な部分であり、確実な成果をあげるためにも最適なプランを提示してくれる制作会社またはフリーランスへ依頼しましょう。

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