
「展示会のブースは、どれくらいの費用で制作できるのだろうか」
「しっかりとブース制作費用に見合う出展成果を出せるのだろうか…」
展示会は出展にさまざまな費用が発生するため、ブース制作の費用を把握することは重要です。特に初めて出展する場合、ブース制作の費用相場がわからないことは大きな不安材料となるでしょう。
展示会のブースには大きく分けて3つの種類があり、種類によって費用相場が異なります。
それぞれの費用相場と特徴をまとめると、以下のとおりです。

ただし、費用を基準にブース制作を考えると、見た目を整えただけの成果の出ないブースになる可能性が高まるため、注意してください。展示会会場では、来場者は歩きながら多くのブースを見ており、あなたのブースが目に入るのはほんの一瞬です。
また、展示会で成果を上げるために、なぜブースが重要なのかも詳しく解説するため、ブース制作における戦略の重要性も理解できるはずです。
記事の最後では、ブースの品質を落とさずに費用負担を軽減するコツも紹介しています。展示会のブース制作費用に悩んでいる方は、ぜひ最後までお読みください。

展示会のブースを制作する際、選ぶブースの種類によって費用相場が大きく異なります。
一般的に、展示会のブースには以下の3種類があります。
次の表は、ブースの種類とそれぞれの費用相場、特徴をまとめたものです。

それぞれの費用相場や特徴を理解し、自社の目的や予算に合ったブースの種類を選択することが重要です。以下では、1小間でブース制作をした場合の費用を例に、それぞれの費用相場や特徴を解説します。
パッケージブースを利用する場合の費用相場は、5万円~30万円です。

パッケージブースは、展示会の主催者が出展者向けに提供する、標準的な設備がセットになったブースのことです。あらかじめ展示会の出展費用に含まれているケースもあります。
主催者指定のブース制作会社が施工を一括して行うため、他2つの方法よりもブース制作の費用を抑えられることが特徴です。事前に申し込んでおくと、以下のような基本設備を出展スペースに用意してもらえます。
ただし、パッケージブースは、出展に最低限必要な設備しか含まれていません。そのため、自社で展示パネルなどを用意し、装飾を工夫する必要があるでしょう。
パッケージブースを利用すると費用は抑えられますが、そのままでは非常にシンプルで目立たない仕上がりになってしまいます。自社で装飾する際に、追加費用が発生する可能性があることを覚えておきましょう。
ブース制作会社の中には、あらかじめ決まった形のシステムブースを「パッケージブース」として提供しているところもあります。主催者側が提供するパッケージブースよりもデザインの幅は広がりますが、費用は次の章で説明するシステムブースと同程度です。
システムブースを制作する場合の費用相場は、30万円~80万円です。

システムブースとは、「システム部材」と呼ばれるアルミのフレームとパネルを組み合わせて設置するブースを指します。
パッケージブースよりも費用はかかりますが、規格化された部材を組み合わせてブースを作るため、短期間で設置できることが特徴です。
色付きのパネルや異なる形の部材を組み合わせることで、ブース上部に大きな看板を設置したり、ドーム型のデザインを採用したりと、一定のカスタマイズが可能です。
しかし、
ことから、表現できるイメージに制限があり、オリジナリティの高い形を作ることは難しいでしょう。
また、フレームなどの組み立て部材がブース内側から見えることで、無機質で単調な印象を与える可能性もあります。
システムブースは、ブース制作にかかる費用を抑えつつ、一定のデザイン性と機能性のあるブースを実現したい場合に適しています。
木工ブースを制作する場合は、60万円~150万円の費用がかかります。

木工ブースは、木材を使って制作するブースです。ベニヤ板などに壁紙やシートを貼り、形を加工してイメージどおりのブースを作れます。
そのため、デザイン性の高い複雑な形や、ブランドイメージに合わせたオリジナリティあふれる空間を作れることが魅力です。
一方、制作費用が高額になりやすく、制作期間も長くかかる点に注意が必要です。
木工ブースは、希望するデザインに合わせて一から作り上げます。会期終了後はほとんどが廃棄されることから、部材を繰り返し使用するシステムブースよりも高額な費用がかかります。
また、木材の手配や加工などの準備に時間を要するため、制作期間は3か月程度、大きな小間の場合は6か月かかるケースもあるでしょう。
木工ブースは、パッケージブースやシステムブースと比べて高額な費用がかかるものの、細部にまでデザインにこだわり、唯一無二のブースを制作できます。

ブースの種類によって費用が異なることや種類別の相場を理解したところで、次に気になるのは「自社には、どの種類のブースが適しているか」という点ですよね。
展示会の出展効果を最大化するためには、予算やデザインのこだわり、準備期間など、自社の状況や希望に合わせてブースの種類を選択する必要があります。
そこでこの章では、ブースの種類別に、どのような企業におすすめかを解説します。

自社の希望や状況に照らし合わせながら、どの方法でブース制作をするか判断してください。
パッケージブースは、標準的なブース設備を安く利用できるため、以下のような企業に適しています。

初めての展示会で
と考えている場合は、パッケージブースを利用する方法も選択肢の1つです。
そのため、費用を抑えることを優先したい企業や、自社でしっかりとブース装飾ができる企業は、パッケージブースでの出展を検討するとよいでしょう。
また、パッケージブースは非常にシンプルで、他社と同じような見た目になりやすいため、差別化するなら自社で装飾する必要があります。
自社で装飾して個性を出し、来場者の興味を引くブースに変えられる企業は、パッケージブースでも十分出展効果が期待できるでしょう。
ただし、装飾に多くの費用をかけてしまうと、パッケージブースで費用を抑えたメリットが薄まります。参考までに、装飾に使うアイテムを外注する場合の費用相場は以下のとおりです。

装飾が不十分だと存在感のないブースになってしまうため、パッケージブースで展示会に出展して効果が出せるのかは、しっかり検討する必要があります。
システムブースは、以下のような企業におすすめのブースです。

「費用を抑えたいが、デザイン性も重視したい」と考えているなら、システムブースが適しています。
システムブースは、異なる形のシステム部材を組み合わせることで、従来の四角い形のブースはもちろん、カーブやドーム型のブースも作れます。
デザインに制限はありますが、部材の構造やアルミの色味を活かし、スタイリッシュや力強い印象のブースに仕上げることも可能です。
また、システムブースは環境に配慮した取り組みに力を入れている企業にもおすすめです。
木工ブースは、会期終了後に廃棄される部分が多いですが、システムブースは繰り返し使用することを前提に作られています。システムブースを選ぶことで、環境負荷の少ない展示会出展をアピールできるでしょう。
そのため、費用とデザイン性のバランスを考えてブース制作をしたい企業や、環境への取り組みをアピールしたい企業は、システムブースで制作する方法をおすすめします。
木工ブースでの制作が向いているのは、以下のような企業です。

木工ブースは、 オーダーメイドのデザインで他社との差別化を図りたい企業に適しています。
システムブースの場合、部材の色やつなぎ目、質感が表面に出ることで、無機質な印象を与えてしまうケースがあります。
ブラックのフレームやパネルのカラーを選べるブース制作会社もあるものの、バリエーションには限界があり、希望するイメージを表現できない可能性もあるでしょう。
一方、デザインの自由度が高い木工ブースなら、細部まで作り込むことが可能です。
ブランドカラーや商品のイメージに合わせたデザインのブースを作れるので、空間を使って世界観を自由に表現できます。
・木材をカットして柔らかいフォルムに仕上げる
・ロゴマーク使った立体的な造作物を作る
といった加工もできるので、来場者の注目を集める訴求力の高いブースを作れるはずです。
そのため、大規模な展示会で一気にブランドイメージを高めたい企業や、独自性のあるブースで注目を集めたい企業は、木工ブースを選ぶと高い成果が期待できるでしょう。
なお、「木工ブースのようなオリジナリティのあるブースを希望しているものの、予算が合わない」という場合は、システムブースと木工ブースを組み合わせたデザインにする方法もあります。ブース制作を依頼する際に、実現したいブースイメージと予算を伝え、相談することをおすすめします。
日本テレビアートは、50年以上にわたり、日本テレビの番組の美術制作を担ってきたクリエイティブ集団です。
年間3,000件を超えるテレビ番組の美術制作で培ったデザイン力とスピード感を活かし、御社のニーズに合わせた魅力的なブース制作をサポートいたします。
パネル1枚、看板1つをとっても単体でデザインを考えるのではなく、空間全体で統一感を出すことで世界観を作り上げ、ひと際目を引く魅力的なブースを実現できます。

わたしたちが行っている空間デザインについては、公式サイトで詳しくご紹介しています。
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わたしたちが手掛けたデザイン事例も掲載しておりますので、この機会にぜひご覧ください。
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ブース制作の費用は、制作するブースの種類だけで明確に決まるものではありません。
システムブースや木工ブースは、どの程度ブースを作り込みたいかによって費用が変動する場合があるので、頭に入れておきましょう。
主に、以下の要素で変動します。
例えば、同じ小間数の木工ブースでも、希望する内容が以下のように異なると費用にも差が出ます。

パッケージブースの場合は、展示会主催者が提供しているプランが決まっています。そのため、費用設定は出展する展示会によって異なります。
ブースの選択肢が限られており、設備の増設や変更を依頼すると追加費用が発生することが一般的です。ブース設備の詳細や費用は、出展者向けのパンフレットなどで確認してください。

多くの企業にとって、展示会出展の際に、費用を抑えて最大限の効果を出したいと考えるのは当然のことです。
しかし、費用面だけを重視して制作するブースを決めてしまうと、期待する成果が得られない可能性が高まるため注意してください。
展示会では自社のターゲットとなる来場者に、
「このブースでは、役に立つ情報が得られそうだ」
「自分たちが抱えている課題の解決につながる内容だ」と一瞬で感じてもらえるブースを作らなければなりません。
そのためには、
など、さまざまな観点で分析して、戦略を立ててブースを制作する必要があります。
「展示会出展の目的を達成するため、戦略的にブースを設計したい」
という場合、まずは、戦略設計からしっかりとサポートできるプロに相談してみてください。

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・来場者の細かい導線分析
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ブースの品質を落とさずに費用の負担を軽減するコツを2つ紹介します。
どちらも効果的な方法なので、展示会ブースの費用に悩んでいる場合は、ぜひ実行してみてください。

展示会に参加する際、活用できる補助金や助成金がないか確認してみましょう。
申請書類の作成や手続きには時間はかかりますが、支給を受けられれば、ブース制作費用に関する不安を軽減できます。
国や自治体、業界団体などが提供する補助金・助成金の中には、展示会出展を支援してくれるものがあります。
展示会出展には、ブースの制作費用以外にも
などの費用がかかります。
補助金や助成金を受けられれば、出展にかかわるこれらの費用の一部を補助してもらえるでしょう。
補助金や助成金の情報は、以下の方法で探せます。
申請要件は希望する補助金・助成金によって異なるため、支給対象になるかをしっかり確認してから申請することが大切です。
補助金や助成金の支給を受ければ、費用負担を大幅に軽減できます。効果的なブース制作を実現するために、活用できる補助金・助成金がないか探してみましょう。
複数の展示会出展を計画している場合、繰り返し使えるデザインを意識して制作することがおすすめです。
初回は費用がかかりますが、次回以降の出展にかかる費用を削減できます。
例えば、ブース装飾に使う以下のアイテムは、展示会の名称や日付を入れずに制作することで次回以降も使用できます。
・展示パネル
・バナースタンド
・のぼり
また、木工ブースの場合、ロゴマークや社名などの一部の立体造形物は、次回以降のブースに活かせる可能性があります。保管場所やサイズなどに問題がなければ、廃棄せずにとっておくとよいでしょう。
展示会ごとに新たに制作するのではなく、次回以降の使用も視野に入れて制作することで、品質を落とさずに費用負担を軽減できます。
この記事では、展示会のブース制作費用について詳しく解説しました。
この記事の要点を、以下に記載します。
展示会のブースは大きく3種類に分けられ、種類によって費用相場が異なります。

ブースの種類別におすすめの企業をまとめると、以下のとおりです。

ブースを費用面だけを重視して制作すると、成果が出ずに失敗するリスクが高まります。
ブースで来場者の興味を引き、足を止めてもらうためには、ターゲットに伝わる魅力的なブースを作る必要があります。そのため、しっかりと戦略を立ててブース制作を行いましょう。
この記事が、ブース制作費用の不安解消や戦略的なブース制作に役立ち、展示会の成果を高める助けになることを祈っています。